工場設備

技術はもちろんのこと、設備にも徹底的にこだわります。

近年、諸外国及び国内においても、修理に使用する機器はほとんどメーカー指定になっています。
これは修復を正確、確実に行なうためで、多少ボディーに歪みが生じていても
調整機構などにより調整できていた部分が少なくなり、
ボディー自体の精度が求められるようになったからです。
逆を言えば、ボディー精度が正確でないと走行に支障がでる構造になってきているのです。

しかし、日本は自動車先進国でありながら、いままでの鈑金塗装業者は、
そのような当たり前のことをあまり重要視しておらず、
ひどい所になると、見た目直っていればOKというのが現状です。
坂本オート・サービスでは、確実な修復作業を行なうため、
以前から国内基準はもとより、ヨーロッパ基準に合わせ、
メーカーの指定機器を導入し、いち早く世界基準に対応し、
お客様に安心と満足をご提供できるように技術はもちろんのこと設備も整えております。



塗装・乾燥ブース

塗装肌を忠実に再現するためには高性能な塗装ブース内での作業が絶対条件です。

当社では、イタリアの塗装ブースメーカーサイマ(SAIMA)社の最上級水性塗料対応モデル「タイタン」を3台導入しております。
サイマ(SAIMA)社の塗装ブースは、ヨーロッパはもちろん、各自動車メーカーや塗料メーカーを始め、
近年は国内の板金塗装工場などでも導入されるようになった最新の高性能ブースです。


 

フレーム修正機

フレーム修正には、ジグ・ベンチ式フレーム修正機の世界的トップブランドである
イタリア グローバルインターナショナル(GLOBAL・INTERNATIONAL)社のものを2台導入。

このシステムは、メーカーのボディ寸法図をもとにジグ(フレーム位置を固定するもの)を
1mm単位であわせていくことで、ボディーの歪みを明確にし、
精密なボディーリペアを実現させたものです。
グローバル(GLOBAL)社のフレーム修正機は、
アストンマーティン・ジャガーなどヨーロッパのメーカーの認定を受け、
世界中のボディーサービスで使用されています。


 

四輪アライメントテスター

1925年に世界で初めてアライメントテスターを開発したジョンビーン(JOHNBEAN)社のV3Dアラナイナーを使用しております。

このシステムは、リフトのレベルに関係なく正確に測定出来る、特許の3次元イメージングテクノロジーを駆使し、CCDカメラによる最先端の3次元画像処理技術が大きな特徴のアライメントテスターです。もちろん大径ホイール(22インチ)まで対応しております。


スポット溶接機

素材の進化に伴い、修理に使用する溶接機もまた、より高性能なものが求められています。既に輸入車では様々な部分で高張力鋼板が使用され国産車もまた、多くなってきています。

当社では、さらに上の超高張力鋼板に対応できるヤシマ社のスポット溶接機YSI-25DVer3typeSAを導入。確実できれいなスポット溶接作業をおこなうことができます。この溶接機は各自動車メーカーの溶接強度基準を満たしている、数少ない高性能溶接機です。


半自動ミグ溶接機

イタリアの溶接機メーカーフィルマー「FILMER」社のTM-21Sこれ1台で、
高張力鋼板・超高張力鋼板・アルミなど、どんな鋼板も溶接可能です。
もちろん、各メーカーの溶接強度基準を満たす高性能溶接機です。


サンディングベイ(集塵装置)

イタリア最高級塗装ブースメーカーであるサイマ(SAIMA)社の集塵装置です。
大切なお客様の車をパテ粉・ほこり等で汚れないように細心の注意を払い、作業する環境を整えています。



多角型分光測色機

坂本オート・サービスではお車を完璧に復元するために、
いままで職人の目と経験だけに頼っていた調色作業を
DUPONT社の多角型分光測色機(アクワイヤーⅡ)を使って、
より高精度な調色作業を行っています。
経験・技術はもちろんのことハイテク機械を使いこなすのも職人技と考えるからこその設備です。