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板金塗装事例

BMW745(E65前期) 


左フロント部をコンクリートの塀にぶつけてしまったBMW745の修理事例です。

 

修理依頼の内容

左前部が大きく損傷しておりフレームやサスペンションに損傷がないかどうか心配されていらっしゃるとのことですので四輪アライメントを含め完璧に損傷を確認してからの作業となります。弊社では目視で確認出来ないサスペンション等のダメージも四輪アライメントテスターを使用し、新車時の数値と変化がないかどうか確認してから作業範囲を決める、ということを一番大切なことと認識して損傷判断を致しております。幸い今回はサスペンションまでダメージが及んでいませんでしたが完璧な損傷判断なくして完璧な復元はありえません!

修理作業の流れ

まず、損傷している部分のパーツを取り外し、骨格の損傷がどこまで及んでいるか?ジグ式フレーム修正機にのせて正確に診断します。




左フロントホイールハウス前部のダメージが一番大きく、一部切れて無くなってしまっているためこの部分は交換作業することにしました。

フロント部の骨格寸法を元通りに修正してから、スポット部分(溶接されている所)をはがし前部ホイールハウスパネルを外したところです。



仮付けをしてからヘッドライト・ボンネット・フェンダの隙間を微調整します。完璧になったところで新車時と同じ強度を保てる溶接機(ここが特に重要です)で同数のスポット溶接します。


スポット溶接後、シーリングやアンダーコートの形や位置をオリジナルのように再現します。

ボンネット・左フロントフェンダは新品に交換しましたのでサフェーサー塗装後、水磨ぎした後、ゴミやほこりを極力減らす為ボディには取付けず単品で塗装します。

マスキングが終わり、塗装作業の直前です。



塗装が終わりました。今回はBMWでしたので純正であるRM社の高級水性塗料を使いオリジナルの肌や艶を忠実に再現いたしました。

完成です。

完成です。これだけ大きな損傷でもいつも通り何事もなかったように修理完成です。
いつもことですが、当たり前のことを当たり前のように完璧に復元致します。



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